What's new/雑記帳

2017/8/12 ぴあの好きの集い第18回: いつか弾こうと思っていたショパン＝ゴドフスキを4曲演奏しました

毎回参加させていただいている、ぴあの好きの集い。今回で第18回。どうも皆勤出演は主催者を含め3名のようで。逆に、今回17年ぶりに参加された方も居らっしゃいましたが、つい先日まで参加していたような印象で。要(よう)は、あっという間の年月、ということです。

今回演奏したのは、ショパン＝ゴドフスキのエチュードの中でも、音色の美しい4曲を演奏しました。学生時代から憧れていた作品たちです。

1. 第25曲：原曲Op. 25-1「エオリアンハープ」の綺羅びやか版
   高校生の頃ホルヘ・ボレの演奏で一聴きボレの作品
2. 第9曲「タランテラ」：原曲Op. 10-5「黒鍵」
   「黒鍵」をイ短調にして白鍵のエチュードにしてしまった曲。しかし、後半甘く切ないメロディで聴かせどころがあります。
3. 第45曲：原曲遺作第2番
   ショパン＝ゴドフスキで最も気合の入った作品ではないでしょうか。複雑なクロスリズムに複雑な和声、とにかく美しい作品です。
4. 第48曲：原曲Op. 10-11 + Op. 25-3 の合体
   もう一つ、有名な「黒鍵＋蝶々」の合体曲がありますが、こちらはそれより高音部の使い方が美しい全曲のラストを飾る作品
   (L. Godowsky: Etude No. 25, 9, 45 and 48 from "53 Etudes after F. Chopin's Etudes")

どれも譜読みが大変で手がつけられておりませんでしたが、今回color5の配色(♯＝赤、♭＝青等)をPDF楽譜に塗り込むことで譜読みの難しさを解決し、なんとか演奏会に出すことができました。

大した演奏ではなかったのですが、演奏後は「ショパン＝ゴドフスキってこんなに美しい曲が有ったのですね」、「タランテラ、意外にいい曲で、好きになりました」など嬉しい感想をいただきました。それなりに努力した甲斐があったかもしれません。