スペインピアノ作品を弾く会、略してスペ弾き会も第10回を迎えました。今年はモンポウ生誕100年というアニバーサリーイヤーでしたので、最初モンポウでエントリーしておりました。しかし、結構モンポウ演奏者が多いということで、ファリャの大曲に変更することとなりました。
この作品は、音色の輝きがあまり感じられず、どちらかというと土臭い作品でしたが、今年の日本スペインピアノ学会誌に『ファリャ ファンタジアベティカ校訂報告』なるものを載せた関係上、それなりに楽譜を見ていたので、とりあえずエントリー。
ただ、せっかく演奏するので気持ちよく弾くためにはどうすればいいだろうと、試行錯誤した結果、なるべく音を立体的に響かせるようにう工夫することで、自分の好きな響きに変えてみました。それが、この曲にとってよかったのかどうかは別として、気分良く演奏できたと思います。
アップした楽譜の箇所は、意見の別れる箇所。私は「☆」のようにシャープを補って弾きましたが、「◎」のようにそのまま弾く方もいらっしゃるようです。皆様はどちらで弾きますでしょうか?
ぴあの好きの集いでも演奏したショパン=ゴドフスキ。今回は時間の都合で、「タランテラ」以外の3曲を演奏しました。
今回で2回めのホールですが、本当に広くて響きの良いホール。私はともかく、皆さんの演奏がほんと素晴らしかった。また、是非参加したいと思います。