Fingering: Frederic Chopin　ショパン ポロネーズOp. 44, 53「英雄」 の運指・指使い

Frederic Chopin　ショパン ポロネーズ第5番Op. 44

ショパンのポロネーズの中で「英雄」「幻想」と共に人気の高い作品の一つ。下記譜例の箇所は3度から10度の和音に瞬時に移らなければならない個所。コードが変わらない個所なので、ペダルを踏みっぱなしにして、16分音符の3度から左手に任せると、10度でのアルペジオも必要なく、手が小さくても譜面通りに演奏できます。

両手ユニゾンによる複雑なスケールは当譜面の校訂者ザウアーの運指が弾きやすいです。最後の赤い数字は私のアレンジ。ラストを両手ともに「3」にすると自然にアクセントが付きます。

Frederic Chopin　ショパン ポロネーズ第6番Op. 53「英雄」

ポロネーズ「英雄」で誰もがつまずく出だしの重音。この箇所は、下記運指が最も弾きやすいです。

「ショパンの装飾音」でもご紹介しましたが、下譜例赤枠内の前打音は同音連打のためではなく、トリルがEsで始まることを示すためのものです。したがって、運指もこのようになります。